急に決まっていました。
訴えてやるっ!とか、マスコミに流すっ!とか息巻いていたのですが、ちょっと事態が好転したので実家を連絡を取らなかったら…目を離した隙に契約の段階までこぎつけていました。
びっくり。
今日、先週買った新しい冷蔵庫が来て、うちの10年選手の冷蔵庫を、30年選手の実家の冷蔵庫と取り替えるべく、配送の手続きをしました。
そのとき電話しても何もいわなかったのに。
交換の後、そのまま実家に運ぶと言うので、トラックを追いかけて実家へ。
冷蔵庫を無事交換し、配送業者に引き上げてもらった途端に母が話し出す。
「書類さえ整えば今からでも引っ越し可能なの」と。
と言われていたと聞き愕然。
引越し先に夢と希望を抱き、すぐにでも引っ越したいという母に、引越しの準備をしてからと宥めて落ち着かせたものの、少しづつ荷物を持って行くから大丈夫と言い張る。
父はよれよれ、母も高齢でダンボール一個持ち上げるのさえ難しいのに、いったいどうやって荷物を運ぶつもりなんだろう?
それに今冷蔵庫を配送してもらったばかりだと言うのに…どういうこと?!
「引越しって30年前にしたっきりだからどうやるのかわからないのよね~」
とのん気そうな母。
「とりあえず大きな荷物は自分では運べないんだから、引越し業者に頼むから見積もりにきてもらわないと。
あ、荷物はどれくらいになりそうだかわかってる?
ダンボールに荷物を詰めなきゃいけないんだけど、いらないものは置いていっていいんでしょ?」
「荷物ねー、そんなにないと思うのよ。だから業者に運んでもらわなくったっていいわよ~。大きいものだけ運んでもらったら、後は適当にやるからー」
「衣類とか雑貨とか、大人二人分ならダンボールで最低20個はあると思うよ。わかってる?
オーブントースターもダンボールに詰めるんだよ?食器だけじゃなく調味料もだよ?台所のものだけでダンボールで10個にはなると思うよ?一人で1個ずつ運ぶつもりなの?」
「ええ…?!そんなにたくさんの荷物になるの?オーブントースターはそのまま持っていけばいいじゃないの…?調味料だって毎日使うんだし…」
「オーブン抱いて、醤油持って、砂糖持って、味噌持って?何往復するつもり?」
「あーーーーーーそうねぇ…」
やっと落ち着きを取り戻した母は、ちょっと不安そうになってちょっとうなだれて、近いとはいえ新居と今の家を何回も往復する自分の姿を連想したのか、一気に疲れた様子。
「…荷物、ダンボールに詰めてみるわ…」
「じゃ私の仕事の休みに合わせて業者に見積もりに来てもらうね。私も立ち会うから大丈夫。分かりやすいように手伝うから。早くても2週間後。2週間で荷物全部詰められる?だいたい1ヶ月後を目標にしない?それなら私も仕事休めるから手伝えるし、計画的にことが運べるし。」
しぶしぶ頷いて、「2週間…。頑張る」と。
やっと現実的なことに目を向けてくれた様子。いらないものを捨てたり、必要なものを揃えたり、引越しまでにすることはいっぱいだ。
そんなふうに一人で突っ走る母はこの勢いのまま弟に電話をかけたらしく、弟が激怒していて、保証人だなんだでまた揉めはじめているらしい。
ひとまずブレーキをかけられてよかったよ。
ひとつのことにまっしぐらな母。昔からそうだったな。
父は自分のことばかり。今もそう。
弟も私も両親をずっと反面教師にしてきたけれど、物事の楽しい面しか見えないところとか、羨ましかったりもするんだけど。
父は今日デイケアで施設に行き、20年ぶりに麻雀をしてきたらしい。送り迎え付きでお風呂に入れてくれたりもするらしく、疲れてはいるけれど上機嫌。
このまま父と母が仲良くしてくれて、引越しが終わってくれればひとまず安心なんですわ。
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毎回ご両親のお話を読むたびに、アタシは茨城にいるじーちゃんばーちゃんを思い出す…毎回思うのは“ナンだか他人事ではない”なんだよな。
山を越すまでには、まだまだ色々と大変でしょうが無事に終了しますように。。。心から願っているよ。
落ち着いたら、お茶でもしようよ