一昨年はその大半を病院で過ごし、娘である私が誰かも、妻である母が誰かもわからない状態だった父が、今日、2年ぶりに、朝、突然の電話で、「思い立ったから」と我が家に遊びに来ました。
電車で2度乗り換えて1時間の距離。
けして遠い距離ではないけれど、少しづつ回復してきたとはいえ、去年なら父自ら「出かけたい」なんて言うことはなかっただろうと思うと、ほんとに心身ともに回復して良かったなと心から思う。
付き添う母も嬉しそう。
今考えると不思議なのだけれど、去年など、父が倒れても何も感じなかった。
命に関わる緊急なことでも、度々起こると、雑事が先にたち自分の感覚が麻痺するらしい。
看病する母のこと、病院のこと、薬のこと、治療のこと、今後の見通しのこと、緊急のこと、見舞いのこと、費用のこと、万が一のこと…。
悲しいとかつらいとか大変だとか感じていたら、一歩も前に進めなかったと思い返す。
やらなければいけないことを収集し、こなし、そして忘れる。
大げさだけど、無駄だ…と思っても、何で私が…と思っても、自分を殺してでもやってきたことが実を結んだ気分だ。
健康であることの幸せ。家族がいる幸せ。
悩みは尽きないけれど、悩める余裕があることの幸せ。
脳内でブツ切れだったいろんな言葉が繋がる実感。去年にはなかったこの感覚が嬉しい。
新年早々、壊れてたパソコンもあっけなく治ったり、しなきゃと思っていたバレエ教室の更新もサクサク出来たり、新パソにインストールしようと思いつつ溜まっていたものも完了したから、新パソで印刷もスキャンも出来るようになった。
コレで私のノーパソが軽くなって、何をするにしても効率が上がるかも~。
また、本を捨て、部屋を掃除した。
(去年、大掃除は「やらないことリスト」の最上位だった…w)
読み返す暇もないから捨てようと思いつつどうしても捨てられなかった本が、未練なくザックザクと捨てられる。
気持ちいい~~~\(^o^)/
借りた本も返さなきゃ。
父と一緒に私も回復したみたい。
今年はもっといいことがありますように。
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