バレエにて。
終わって着替えながら出てきた会話で、ある女の子の「お父さんは嫌い~気持ち悪いの~」の発言に、バレエの先生とそばにいた母達数人で顔を見合わせました。
「あらー。そんなこといっちゃお父さんが可哀想なんじゃなーい」
と先生が答えたものの、子供たちは承諾できない様子。
「あんなところとこんなところも気持ち悪いの~…」
と、理由はどんどん出てきて、周りの子も巻き込んで「そうそう!」なんて相槌を打ち、具体的な話も出てきそうで、これはちょっとまずい雰囲気。
母達で
「そんな年齢なのよねー」
なんて軽く流しつつ早々に話を切り上げようとしたら、先生が
「じゃあお父さんが大好きな人だぁれ~???」と爆弾を…
そもそも、「パパは気持ち悪い」なんて言葉聞くの、母にしたってちょっとショックだったのに。
案の定誰も手をあげない。聞いてないフリをしている子も入れば、支度に忙しい子もいるから、全員が嫌いだと言っているわけではなさそうだけど。
先生は、最後の砦と、みんなとは少し離れていたポーを見た。
パパがポーを大好きで、ポーもパパっこだと言うことを知っているからなんだけど、先生の視線を追って、つい私もポーを見ると、まさか、やっぱり……ポーも手をあげてない…涙
私と目があってばつが悪いのか、おずおずと、小さく手をあげるポー。
照れ笑いというか、嫌々というか、渋々というか(苦笑)
ポーが手をあげたこと、他の子供たちは気付いていない様子だし、先生が何か言いかけたけど咄嗟に私が遮るように
「ほら。パパが待ってるから急いで着替えて!」
と声をかけ、このハナシは終了。
家に帰ってからポーに聞くと
「KYだよ、KY。”空気読め”って。ママも思ったでしょ?
あそこで堂々とはい!!って手をあげるなんてできなかったよ。
パパは好きだけどさーそんなこといえる空気じゃなかったよね?言わなくていいことだったでしょ?
ママだってそう思わなかった?」
だって。
確かにそうでした。ポーの言う通りよ(苦笑)
学校で起こる問題とか、何にも分かってないポーにちょっと不安を感じてたんだけど、案外しっかりと「関わりたくない会話」には「関わらないこと」を選んでいるのだと思い、一安心。
空気読んでるんだ、ポー。ほんとかよ(笑)
それにしても。
ポーにはもうちょっとでいいから「パパが好き」って言ってて欲しいわ。
私は父親のこと、小学校3年生から毛嫌いしてたけどね。
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