子供にせがまれて、買い物ついでに「ゲゲゲの鬼○郎」の映画を観た。ふらりと入った映画館。
それなりの面白く、子供も楽しそうに観ていた。それはそれで。
いつもの通り、パンフを買い、家に帰って細かいところを読んでたら、砂かけ婆役の室井茂さんの言葉にグッとキタのでここにメモっときます。
「問ーー命ある人間と永遠の命を持つ妖怪、その違いはなんでしょう?
答ーー人間っていつかは命尽きるし、永遠じゃないから美しいものに感動したりすると思うんですよね。でも逆に永遠に生きられるんだったら生き方も変わるだろうし、人との付き合い方も変わってくると思うのね。妖怪は永遠の命の中で他の妖怪と付き合っていくわけで。その辺が仲間を裏切ったねずみ男をあっさり許しちゃう部分に繋がるんじゃないかしら。考えると昔の世代の人たちって妖怪みたいな付き合い方をしてた人たちは多かったんじゃないのかしら。長屋の仲間。あいつはしょうがねぇなあ、でも見捨てておけねえなあ、みたいな。
時間をかけて長いスパンで人と付き合うこと、それは妖怪たちからも見習うべき部分だったりするんじゃないのかなぁ。」
もう過ぎてしまったことだけど、人間関係において、今のままで、これでいいのかなぁと考えていた矢先に目に止まった文章でした。
私は怒りが持続しないタイプで、怒っているうちにどうでもよくなっちゃう。怒りの原因も、全部、もう、どうでもいい。許すとか許さないとかじゃなく、優しいとか厳しいとかじゃなくて、面倒だからかも。←こいういのってだめじゃん、と。
長いスパンで人間関係を築くには、いい事も悪いこともイロイロあるんだから、しかたねぇなぁって思ってもいいのかも。面倒だから許す、でもいいのかも。
ちょっと妖怪を見習ってみようと思ったのでありました。
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