今日、出先でジャムの試食をしていたら、なんと果実ジャムなのにバター入りの商品で、知らずに食べた娘の唇がみるみるうちに腫れてきた。
1,5センチのクラッカーにつけたジャム。
すぐに私がバター入りなのに気がついて、噛み砕く前に吐き出させたと言うのに。
唇が痒い、喉が痒い、お腹が痛い、気持ち悪い、座りたい…というので、急いでレストランに移動して水を飲ませ、昼時なのでお昼を頼んだ。
私たち両親は好きなものを、娘にはお子様ランチを。
食事を待っている間に唇の腫れは引いてきたけれど、お子様ランチの材料に敏感になっていて、手をつけようとしないので、ついていたプリンをどかし、ポテトサラダをどかし、野菜サラダをどかし、ハンバーグをどかした。
娘は旗が立った白ご飯と、ウインナーだけを食べ、エビフライは一口食べてから様子を見て、痒くならないと自分で判断してから半分まで食べ、あとは残した。
私の誕生日月でもあり、食事の最後にはお店のサービスでバースデーケーキがでてきた。
ダンナとわたしが食べるのを、娘はぼーっと見ながら待っていた。
何一つ、口にできないものばかりの乳製品の塊のケーキだったから。
そのあと娘もデザートが食べたいと言うので、イタリアンソルベ(ソルベは大体乳製品を使っていない)を売っているお店に行き、外のメニューでソルベがあるのを確認し、成分表示がないけど大丈夫だろうとお金を払うのにまず並び、注文してお金を払い、ケースの前に行って選ぼうとしたら、ケースの前のソルベの成分表示に「卵・乳」とあった。少し高い位置、娘からは見えない場所に。
娘は戸惑っている私の表情を読み取ると、食べないと言い切り、ケースの前から退いたまま、私の側には戻ってこなくて。
結局、長蛇の列を逆走し、お金を払い戻してもらい、店を出て。。。
こんなことは久しぶりだ。
周囲に並ぶ、迷惑顔のほかのお客、カップを手に止まったままの店員。断るのは気が引けて、でも買ってしまえばまた私だけ娘の前で食べなければいけない。
キャンセルするのはどうかと思ったけれど、一番かわいそうなのは娘だろうと思うから、何も言えなくて払い戻した。
熱を加えれば平気で食べられるものもある。
だから自分で気をつけてくれれば大丈夫な年齢になったと思ってた。
最近ダンナに働くことを却下され、もう少し大きくなるまで娘についていて欲しいと言われ、もう必要ないよと心の中で反論したけど、ぎっくり腰も完治していないから、今回は引き下がった。
2ヵ月後には働くぞ!!と思っていたから、今回は諦めようと。
けれど、まだまだ、と痛感した。
強くなったとしても、この程度だった。
何とかなるかもしれないけれど、何とかならないかもしれない不安を抱えたまま、他人に我が子を預ける勇気が出ない。
子供には、温室の蘭のように手が掛かる子供と、路上のタンポポのように強い子供がいると聞く。
同じ花だけど、花が咲くまでの過程は、どうにもならないほどの手の掛かり方の違いがあると。
精神的には割りと強くて、発熱もあまりしないからたんぽぽのように手が掛からない娘だけど、違うところを、手をかけて見守っていこう。
あっさりと、働くのを諦めた夜でした。
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