娘が習っているバレエ教室の発表会が、来年の春に決まりました。
来年の発表会の演目は、一から創作するということで、
「来年の発表会でやる演目を探してくれない?」
と生徒達に声をかけたことから、
私も一緒になって童話や短編のお話を探し始めました。
バレエの先生は振付師でもあって、古典もやるけれど創作バレエも手がける先生で、
舞台の筋となるお話を探すなんてなんだかウキウキ~♪なんていって子供たちはおおはしゃぎ。
みんながある程度ストーリーを分かっていて、登場人物がたくさんいて、出来れば女の子で、若くて、子供たちもでていて、明るいオハナシで、途中で舞踏会とかお祭とか華やかなシーンがあって、(実際のオハナシにはなくても挿入できそうな流れがある)ハッピーエンド。
出来ればそんなオハナシがいいんだけれど…。。。
ブレーメンの音楽隊(登場人物がみんな動物だし)
白雪姫(小人、やりたくないと大騒ぎ)
人魚姫(アンハッピーだからだめじゃん)
不思議の国のアリス(主人公が一人きりだし、場面転換が難しい…)
スイミー(全員で小魚?w)
オズの魔法使い(家が飛んだり、バレエで表現しにくいと…)
イロイロ探してみたけれど、なかなかいいのが見つからない。
そんな中、
「幸福の王子」
読み返して、ジンときました。久しぶりに童話で泣きそうになりました。
今ちょっとしたブームらしくて、新訳本とかでています。
登場人物は実際は少ないけど、町の人たちとか、王子の像の宝石や金箔で救われた人で華やいでいく町の風景とか、登場人物、増やせるかな、と。
アンハッピーといえなくもないけど、王子様とツバメの心は救われているから、ハッピーエンドなのかな、と。
ちょっとこじつけではあるけれど、バレエの舞台になるかどうかはわからないけれど、
童話って、昔読んだときと違う印象を持つ話ってスゴク多くて、今読み返すと、結構面白いことに気がついたりして、こんな機会に恵まれたことにちょっと感謝。
「幸福の王子」お勧めの一冊です。
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